遠目に先輩の口元が赤くなっているを見付けて、無意識にポケットの中のハンカチを握っていた。 仲間と何か話をしている赤松先輩が何気に顔を上げ、視線がぶつかった。 でもそれも一瞬で、 直ぐにそっけなく外された。 ズキッ。 胸が小さく疼く。