心配になって渡り廊下の窓からぐっと身を乗り出す。 でも、助太刀しない理由は直ぐに分かった。 そんな状況でも、先輩の余裕勝ち。 まるで準備運動にもなりゃしねぇ、と言うような顔に、ほっとするのと、胸のイタミを少し。 怪我・・・しなくてヨカッタ。 でも。 喧嘩してる先輩は、ヤッパリ不良なんだと認識させられる。 単に怖いってのじゃなくて・・・ 遠い。 私なんかとは全然世界のチガウヒトなんだ・・・・。