動揺をごまかすように私は慌ててケーキを食べだした。 こんなときだけど、美味しいし。 単純にも顔が綻ぶ♪ ふと視線を感じて目線を上げると、先輩がじっと私を見ていた。 それがすごく優しい瞳で。 幸せそうな顔で。 鼓動が急速に動き出し、顔が勝手に熱くなる。 「・・・先輩・・・」 「ん?」 「そんな見てたら食べにくい、デス。」 なんか照れるよ。 ハズカシイよ。 「取り上げるぞ?」 ぅっ・・・ なんて暴君だ、この人。