「キレイ・・・・」 街灯に手を翳し、胡桃がうっとりと呟く。 宝石部分は透明に澄んでいて、赤くキラキラと輝いている。 陶酔したような横顔にコッチこそ魅入って、無意識に言葉が落ちた。 「・・・まー、今は飴だけど、いずれは・・・・」 いずれは本物くれてやるつもりだから。 それまでずっと傍にいろよ。