カップを静かにソーサーに戻し、俺は気合を入れ直し真っすぐ胡桃を見詰め返した。 言う。 普段の俺じゃ照れくさくて考えられんことだが、ココはバシッと決めるベキ。 「俺も胡桃のコトがす――――― 「「ぬぁにぃぃぃぃぃ。彼方がオンナ連れてきただとーぉぉぉ!?」」 「・・・・」 俺の一世一代の告白は、店を揺るがす野太い絶叫に遮られた。