新学期になって、確かに学校にいた。 やっぱちっちぇの。 直ぐに見つけ出せた。 俺の―――特別なオンナ。 特別っつっても、目標?みたいな。 今度こそ自信持って、コイツを笑顔に出来るケーキを作ってみせるって。 ショーケースで俺のケーキを見つけてくれた時のような。 あの顔をもう一度見たいんだ。 そしたらきっと、俺は自分のケーキに自信が持てる。