スイーツなカレシ


俺はその子が帰った後も暫く、そこに蹲っていた。






不意に頭を小突かれて、見上げれば店を片付けて家へ戻る姉貴だった。






姉貴は何も言わなかったケド。







慰めるようなその視線に、俺は何も言えなくて、





不貞腐れるように視線を反らすことしかできなかった。