「何だヨ。食いたいケーキなかったか?」 「んーん、エバーのケーキどれもダイスキ。・・・・ただ、やっぱり、ダーリンのケーキないんだなぁ、て。」 「ああ・・・・・ダーリン、な・・・・」 呟いて、先輩は真っすぐ私を見詰めてきた。 その顔がいつも以上に真剣で、私は怯んだ。 う・・・ヤバッ。 そーいえば、こないだもダーリンの所為で先輩怒らせたんだよね。 また怒らせちゃった? それとも、何の前触れもなく『なんかのお話』の核心へ突入なの!?