「そうじゃないけど、セイと比べれば、大人って事」 ホント、慌て振りがウザイったら。 と、その時だった。 「おっ?やっぱり、お前たちは目立つなぁ」 先生が、私たちの側へやって来た。 「あ~!吉川先生!」 大袈裟なくらい、久美は笑顔で先生を呼ぶ。