そうして俺達は初めて二人で出かけた。 まあ、普通の人から見たら俺一人なんだろうけど…… そう思うと、すこし寂しい。 妃が目に見えない幽霊なんだって再確認させられた気になる。 「唯!なんですか、これ?」 大きなスーパーに来て、野菜売り場ではしゃぐ妃。 なんだ? 何があったんだ? 「……ん?」 「これ!紫色です!」 「…紫キャベツ、だろ?」 「すごい色ですねえ。」 見たこと、なかったのか? 俺も、そんなに食ったこととかないけど。 目をキラキラさせて、変わった色のキャベツを見ていた。