しばらくボーっと景色を眺めた。 時間が経つのが、ひどくゆっくりだ。 でもそれは、苦じゃない。 ふ、と気配を感じて横を見る。 「うっ…わ!!」 「…その反応、失礼ですよ。」 「……妃…」 隣に、妃が座っていた。 「唯が気付かないから、気配、出してみました。」 いたずらっぽく、クスリと笑う。 相変わらず、透明な雰囲気をまとってる。