なんだかドッと疲れがきて、そのまま俺は倒れ込むように眠った。 朝には、弱い風を感じて目が覚める。 「ん………」 眩し。 じいちゃんちは、隙間がいっぱいで風も光も入り放題だ。 「……はあ。何すっかな。」 昨日、泣き尽くして。 じいちゃんを夢に見て。 あとは――――… 「姫、だっけ。」 なんなんだよ、姫って。