~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】





あたりが、見慣れた景色になってくる。




ああ、あのペットボトルの風車。


じいちゃんと一緒に作ったやつだ。



目の前には、懐かしい、赤い屋根。




この色は、俺が決めたんだ。


「赤がカッコイイ!!」


そう言い張ってわざわざ屋根を塗り替えてもらった。




やっぱり、じいちゃんは俺には甘かった。