玄関で泣き、疲れて寝てしまった唯を見てここまで来るのがどれだけ辛くて、大変だったのかを考えると、悲しくなりました。 3年―― 唯がヒサヒトさんの死を受け入れるのにかかった時間は、私が希衣子さんの死を受け入れるのにかかった時間と同じくらいでしたから。 唯がヒサヒトさんの死を受け入れたなら、私はそろそろ姿を現してもいいだろうと考えました。 唯はもう高校生ですし、そろそろヒサヒトさんが閉じ込めた力も溢れそうでしたし。 だから、何も知らない幽霊のふりをして唯に会ってみたのです。