希衣子さんは。 私にとっても、ヒサヒトさんにとっても。 太陽のような人だったんですよ。 「…もう、祓おうとしないでくださいね。」 「…ああ。」 「もう、あんな痛い思いはこりごりです。」 「痛いのか?」 「痛すぎて、痛いのかどうかも分からなくなるくらい痛いです。」 「…ふーん。」 ヒサヒトさんは、きっとそのとき何かを吹っ切ったんですね。