~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】





希衣子さんに、会えたら良かったんですけれど。


彼女はあいにく、この世に悔いを残すような人ではなかったので、幽霊としてでも会えませんでした。





「…希衣子に、会いたい……」

「私もです。」

「…お前がいると、忘れられない……」




ヒサヒトさんは、自分が辛いから、私を祓ってしまおうと考えたんでしょう。





「忘れなくて、いいじゃないですか…」




そんなことは、悲しいだけです。




「私は、忘れませんよ。」





それに、別れは悲しいのでもう誰にもとりつきはしないときめました。