しばらくして、なんだか体が変な感じがすることに気づきました。 希衣子さんが死んだから、私ももう消えるのかと。 本気で思いました。 消えたい、と。 「お前、名前は?」 「……………」 体の異変はヒサヒトさんに話し掛けられてなくなりましたが、声が出ませんでした。 「…………。」 「なんだよ?」 どうして。 どうして消えてしまえないのだろう。 それだけが、私が思ったことでした。