そういえば私の子供は、どうなったんでしょう。 家の中も、どうも見慣れませんでした。 御簾もないですし、かろうじて畳ではありましたが、香の香りもない。 「名前はどうしようか!」 男の人の、嬉しそうな声が聞こえて… 赤ん坊は女の子で。 その子は、希湖-キコ-と名づけられました。 希湖さん。 その方が、私の姿を始めて捕らえた人になりました。