~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】





安心したような表情の妃は、また歩きだした。




うーん。


なんだったんだ?





「唯!何ですか、これ!」



射的の景品になってるたぬきの置物をとってやったら、すごく喜んだ。




「…たぬき、可愛くねえ。」

「何がですかっ!カワイイじゃないですか…」




そうか?俺には怖く見えんだけど。