電話で、久しぶりに妃以外の人と話しをしたと思ったら。 触れられないはずの妃に触れることが出来てしまった。 『触れることはおろか…』 そういえば、親父も言ってた。 幽霊に触れることは、出来るもんなのか。 「唯はすごく暖かいです。」 「妃は冷たい…。なのに、なんでかあったかいな。」 妃の手はすごく小さくて、柔らかかった。