『唯?』 「あ、わりぃ…」 『変な事を聞いて済まないな。』 ちらりと妃を見る。 くりくりした目を俺に向けていた。 「親父、知ってたのか?」 『え!?あ、妃のこと…か?』 「ああ…」 『もう、見えないんだけどな。』 顔は見えないけど、きっとまゆを寄せて苦しい表情を見ているんだろう。 俺は妃に少し離れてもらうように頼んだ。 親父と妃の話をするところなんか、妃は見てても面白くないだろう。