~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】





でも、浴衣に視線を落としてる妃を見つめてみると確かに泣きそうな顔をしてる。








「…ふっ」

「な、なんで笑うんですかっ!?」

「いや…なんでもねえ…」







妃が泣きそうな顔をしてるのが、可笑しかった――



なんて、言えねえ。






妃に涙って、似合わねえ。








「…それ、着れねえのか?」

「え、私がですか?」

「ああ……」







着れなくても全然いいんだけどさ。




喜んでくれれば。