そこでひと際目を引いたもの。 「これ……」 「ん~?」 赤に近いような、紫の帯。 “この色が、一番好きなんです。” 空を眺めながら言っていたのを思い出した。 「それにすんのか?」 「はい。決めました。」 「へえ…。兄ちゃん、センス良いんだな。」 ただ、妃の好きな色を選んだだけだけど。 妃に、一番似合う色だと、思う。