幸せ探し




修学旅行当日―――――



いつもと同じ道だけど

いつもより家を出る
時間が早くて


前を歩く生徒は
大きな荷物を重そうに
持ってゆっくり進む




少しだけいつもと違うと
自然と気持ちが落ち着かない







「おはよー隼人」



京輔と杏里が
周りの生徒と同じように
重そうに荷物を持って
俺のところへ来た



「おはよ」


「やっと修学旅行だぜ!
長崎ってことは・・・
海ーーー!!!」



京輔がいきなり大きな声を出すと
杏里も続いて「海さいこー」と
叫んだ




周りの生徒は俺たちのことを見て
くすくす笑っているけど
2人は全然気にする様子もなく
はしゃいでいた