「あ、じゃあ
修学旅行先の長崎からは遠いね」



花音の笑顔につられて
やっと愛理も笑った




俺たちはこれから先
愛理の過去を知ることが
できるのか



愛理の本当の笑顔を
見ることができるのか





全然分からないし
可能性も低いかもしれないけど






俺は愛理が好きだから

いつか、愛理が
自分から話してくれるまで


気長に待つ



それが、何年後でも
俺が愛理を好きな限り
待ち続ける





この青い空に誓った