で、今に至るわけだ 愛理は何も知らないから たぶん言ったらびっくりして 喜ぶだろう 今まで育ってきた所に 行けるから修学旅行は 本当の笑顔を 見せてくれる気がする 「俺、愛理探してくるわ」 みんなにそう言って どこにいるかも分からない 学校にいるかさえも分からない 愛理を俺は走って探した もう一度屋上に行き 保健室にも行き 周りにいた人にも聞いた だけど誰も見ていないらしく 手掛かりがなかった 手掛かりと言っても まだ学校に靴があるという ことだけ―――――