隼人side



愛理が部屋に行った



「ふぅ、みんなありがとね」



舞花は愛理が上に行ったのを
確かめて俺たちに
頭を下げた


「特に、隼人くん」

くすっと笑いながら




「いや、俺は何もしてない

ただ言いたいことを言っただけで」



「そっか、でも
あの子にとってそれは
前に進むきっかけになったと思うよ」


「ならいいんだけど」


「それに、

私は隼人君だったら愛理を任せられるかも」


「え!?は!?」



どういうことだよそれ!


「だって、隼人くん
愛理のことが大好きでしょうがないんでしょ?」


「え・・・まぁ、すんません」

颯太まで笑い始めた


「なんで謝るんだよ」

「だって、俺が好きになっていい人なのか
分かんねぇし」



「いいんだよ、
あの子もわかってるはずなの

もう凛久を過去の人にしていいって
ことは。」



「だから、お願いします」


颯太も舞花も
俺に頭を下げた