「何度も見舞いに行った
でも、何もしてやることができなかった
毎日毎日弱っていく凛久を
助けてやれなかったんだ
病気はなおしてやれなくても
せめて、心の支えになろうとした
だけど、凛久は俺に気を使って
辛くても笑顔だったんだ
ほんとに何もしてやれなかった」
凛久はそういう人だもん
人のいないところで
苦しむ凛久の姿が
頭に浮かんで涙が出た
いつも、他人のことばかり
考えて自分のことは後回しだった
「なのに、俺はあんたを傷つけた
ごめん。
罪滅ぼしに凛久が守ってきたものを
守りたい」
なんて、彗太さんはいい人なんだろう
きっとずっと前から自分を恨み
私を許そうとしてくれたんだと思う

