「愛理、彼氏を想い続けるって
決めたなら何も言わないけど
一人で生きるなんて言わないで
私らついてるから」
「・・・うん」
優しさに触れるたび
心のどこかにある
凛久が死んだことでできた
凍った部分が溶けていく
なんだか、名残惜しい気もするけど
溶けていくことで
人間的になれた気がした
それからは
笑うようになった
無理して笑うこともなくなり
心から笑った
クラスの人とも話すようになった
昔いた、伊藤愛理に戻ってきた
もともと、私の長所は
明るいとこだけだったから・・
凛久にも言われたことがる
『愛理は、笑わないと愛理じゃない』
笑おう。

