「一人で生きるって言うやつを
本当に一人にできるか?」



「できない」


京輔に続いて
2人ともうなずいた



「だから俺は
これが叶わない恋だってわかってるけど

愛理のこと想い続ける


愛理が凛久のことを想い続けるみたいに
俺も・・」



「じゃあ私もずっと友達でいる!」


さっきまで黙ったままだった
花音は手を挙げて叫んだ



「私も」「じゃあ、俺も」



3人とも

笑顔だった




誰も無理なんかしてなくて

ただ純粋に愛理と友達でいたくて



愛理をただ1人の孤独から
守りたかった