大分泣き止んで
落ち着いた時
杏里がぽつりとつぶやいた
「私ら全然知らなかった
愛理にはあっちに彼氏がいると思ってた」
「ごめんね、本当はもう死んじゃったって
言うべきなんだけどなんか・・・
言えなかったんだよね
でも、地元には凛久のお墓があるし
私は今でも凛久の彼女だよ」
そう笑うと
杏里も笑って「そうだよね」と言ってくれた
「・・・じゃあ、愛理はずっと
凛久くんを想って生きるの?」
ずっと抱き着いていた
花音が心配そうに聞いてきた
その目は真っ赤で
この子こんなにも私のことでないてくれたんだ・・・
「私は凛久しか愛せないと思ってるよ
だから、ずっと凛久を想って生きる」
「でも、それじゃあ
つらいだけじゃ・・・」
京輔も心配そうに聞いてきた
「たぶん、辛いと思う
でも私が凛久を想わなきゃ
凛久寂しいでしょ
一人でもちゃんと生きれば
最後には凛久が迎えに来てくれるから
がんばれるよ」

