「あの時私はそんなこと分からなかった
怖かったたんだよ

みんなが私から離れていくのが

だから、私から先に離れたの」





怖かったみんなの目が

あの時は人の顔を見れず
ずっと下を向いて歩いていた






「謝らなきゃ

舞花に颯太に・・みんなに」





ちょうどその時

また石のジャリッとした音と
何かを落とす音が聞こえ
振り向くと




そこに舞花と颯太がいた



その足元には
舞花が落としたらしい花があって
花びらが散らばっていた





「愛理・・・?」




「嘘だろ・・」






前よりも大人びた2人