一通り終わってしまった
凛久も小さな箱に入れられて
そのままお墓に行ってしまった
「はぁ・・」
「愛理ちゃん、ちょっといい?」
墓地の近くの休憩所にいると
あの男の人が近寄ってきた
「はい」
「俺、愛理ちゃんに言いたいことあるんだよね」
深刻そうな空気に
ごくりと唾をのみこむ
「俺は、凛久の一つ上の先輩で
部活が一緒だったんだよ
凛久はいつも笑ってて
すぐに仲良くなった
でも、すぐに病気で学校に来れなくなって
お見舞いに行くといつも
あんたのこと話してて」
愛理ちゃんから「あんた」に変わってる・・・
なんか、怖い
「俺は話聞いててあんたが
どんだけいい子なんだろうって
会うの楽しみだった!
なのにあんたは凛久が危なくなるまで
病気のことさえ知らなくて!
凛久がかわいそうだった
彼女としても、人としても
最低だよ!」
何も言えなかった
怖くてとかじゃなくて
今言われたことには
間違いはなくて
言い返せなかった

