歩く気分じゃない
だけど、1人ではいたくない
気持ちが入り混じって
気分転換にはなりそうになかった
「愛理は、凛久のどんなとこ好きだった?」
凛久の好きなとこ
そんなの全部だよ
だけど一番好きなのは
「凛久の笑顔だよ
きれいに笑ってる顔より
顔をくしゃってさせて
笑う顔」
「くしゃって、かぁ
愛理は凛久のことよく見てたね」
見てないよ、だって病気のこと
気づけなかったもん
「私は2人が憧れだったの
いつか2人みたいになりたいって
いつも思ってたの!」
舞花は凛久と同じように
顔をくしゃっとして
笑った
ありがとう、舞花

