「なぁ、あんた本当になんなの?」
廊下を出たら
あの男の人がいた
「なにって?」
「ここに何しに来たの?
凛久を助けるために来たんだろ」
「でも、凛久は私のことなんて
邪魔だよ」
あんな冷たい目で言われたら
もう何も言い返せない
「あ、そう
凛久はあんたのこと
芯が強くてでも優しくて
最高の彼女って言ってたけど
あんたにとっては凛久は
そんなもんだったんだ」
そんなこと言ってたの?
私には言ってくれなかったのに
「凛久が嫌がることしたくないから・・・・」
もうすぐ死ぬ
その言葉が頭を駆け巡ってるけど
もう一度病室に入って
凛久と話す勇気がない
また嫌がられるだけなんじゃないか・・・

