凛久の街について
すぐに走って家を探した
はじめてきた街だけど
のんびり歩いてる場合じゃない!
地図に書かれた
家を探すだけなのに
焦りすぎて
訳が分からなくなっていた
「あの!すみません!」
息が上がったまま
近くにいた男の人に話しかけた
「あの、ここにっ行きたいんですけどっ」
「大丈夫?」
くすっと男の人は笑って
私の手から地図をとった
「あれ?もしかして凛久の家?」
「え!?凛久を知ってるんですか?!」
まさかの展開に
驚いて気づいたら男の人の
襟をつかんで詰め寄っていた
「お、落ち着いて」
「・・すみません」

