三人で屋上に上がり 噂になっていることを話した 「それ、ほんとうなの?伊藤」 俺が聞くと気まずそうに 伊藤はうつむいた これが肯定を表すことが すぐに分かった 「はぁ・・・バレるの早いな」 「じゃあ、いるってこと?」 京輔が興奮気味に 伊藤に聞くと 伊藤は一度「キモい」と言って 京輔を離し 呆れたように話し始めた 「前の学校にいるよ」 なんとなく分かっていたけど ズシリときた