「あ、愛理ちゃんー・・・
だいじょ、うぶだった?」
はーは—と息を切らして
京輔もやっと
追いついた
「大丈夫だよ、隼人が助けてくれたし
で、なにその荷物?」
「あ、これはみんなとの
思い出を作るために
杏里にパシられて買ってきた
スイカです!!」
袋には丸いスイカじゃないけど
半分に切ってある
スイカが入っていた
「なに、京輔
丸いスイカじゃないじゃん!!」
杏里が怒って京輔の頭を
小突いた
「だって、俺金そんな持ってねぇよ!!」
「使えないやつ・・」
ボソッと杏里がつぶやいたのを
みごとに京輔は聞き取り
追いかけ始めた
その姿を愛理は
ケータイのムービーで取り始めた

