紗貴が指を指した方に振り向くと、そこにはあの男子が立っていた 「えっ」 私は思わず言葉に出してしまった 「凌こっちにこいよ」 大樹がその男子を隣の席へと誘導した 「ねぇ、大樹くんの友達?」 紗貴が口に詰めていた物を飲み込んで大樹に聞いた 大樹はふっと笑いながら両腕を机に置いた 「俺の従兄弟だけど」 その瞬間、時が止まったかのような感覚がした 受験日にばったりとトイレで会って、クラスも同じ 大樹の従兄弟… どういう事になってんだか その大樹の従兄弟が私と紗貴の前にいる