その日の夜、ベランダで空を眺めていると ガラガラガラガラ… 音をたてながらスーツケースを引きずる音が響いていた 玄関には一人の男がスーツケースを片手に家の前に立っていた ピンポ〜ン♪ 「はーい!」 母さんが元気よく玄関へ向かう声がした 「こんばんは」 俺は階段を降りて玄関へ向かうと 久々にいとこの凌に再会をした 「凌、お前…」 「久しぶり大樹!」 凌はニコッと笑い、荷物を自分に引き付けた 「いいから上がって!」 母さんが凌に声をかけると、靴を脱いで家に上がっていった