私は袋の中を覗きながら 「何なんだろう…」 家に戻り、リビングにいた紗貴に声をかけた 「何か、大樹が凌の家に住むことになったって!」 「えっ、急な話しやね…どうしてなの?」 「色々大人の事情があるみたい…、これ大樹から貰った」 持っていた紙袋を紗貴に手渡した 「という事は…」 紗貴がいきなり探偵の様に怪しい笑みを浮かべ始めた 「え、何か言った?」 「あぁいや、何もない!」 紗貴の笑みはいつも怪しい… 全て女の勘ってやつか