凌と並びながら歩いていると 落ち込み気味の私に凌は声をかけてきた 「大樹となんかあったのか?」 「いや別に、何もないよ!」 少し焦った私は凌に顔を向けた 「そうならいいけど…、あっそうだ!」 凌はバックのポケットから何かを取り出した 「お腹空いてない?」 渡されたのはあの『イチゴジャムがのった白いプリン』 「ありがとう♪」 凌は微かに微笑んだ 私は両手でプリンの容器ををギュッと持った