「ねぇ!皆は何か出し物したいことない?」



私はクラスメイトに問い掛けると


すかさず返事が帰ってきた



「そうだな…、クレープとか?」

「タコ焼き!」



いろいろと意見が飛ぶ中



私は、ふと”焼きそば“でピンッときた



「確か焼きそば作るの得意よね〜」



凌に怪しい視線を送ると、すぐに反らされた



「俺はバイトの時だけで充分だ」



私と凌のやり取りを聞いたクラスの人が



「焼きそばとか簡単だし、いいんじゃねーの!」


「焼きそばかぁ…私は賛成♪」



次々と賛成の声が上がる


私は鼻を高くして凌を見た



凌は引き攣った笑みを浮かべていた