「ねぇ、凌」 「何だよ」 「どうして私に優しくしてくれるの?」 優しくなんてしたつもりはない ただ、涙を流す愛美をほっといてはいられなかっただけ 同情なのか?と言われても仕方のないことだ 俺は空を見上げた この大学へ進学すると決められた日を思い出していた ただただ流れていく日々なんてなかった気がした 大樹と再会したことや 愛美と初めて会った日のことを 覚えているだろうか…