キミだけをずっと②




「ねぇ、凌」


「何だよ」


「どうして私に優しくしてくれるの?」




優しくなんてしたつもりはない


ただ、涙を流す愛美をほっといてはいられなかっただけ


同情なのか?と言われても仕方のないことだ



俺は空を見上げた


この大学へ進学すると決められた日を思い出していた


ただただ流れていく日々なんてなかった気がした



大樹と再会したことや


愛美と初めて会った日のことを


覚えているだろうか…