キーンコーンカーンコーン…

美『はぁ…はぁ…ギリギリセーフ;』


私が教室の扉を開けると共に、チャイムが鳴った。


春『おはよ~美花』


私に気付いた親友の春菜が、声をかけて来た。


美『お、おはよ~!;』

私は少し乱れた呼吸を整えながら、春菜に挨拶した。



席に付くと、後の席の春菜が、私の背中を"トントン"と軽くつついて来た。


私が振り替えると、春菜が嬉しそうな顔をして、


春『今日、転校生来るんだってぇ!』

と言って来た。

美『そうなんだ。
男?女??』

私がそう質問すると、又嬉しそうな顔をして、

春『男だって!』

って言って来た。