その日、それから、私は学校を早退した。
バスに乗り込んで、翼のいる病院に向かう。
あの後、
「とりあえず、今すぐ、翼に会って、話し合って来い。」
って正也に背中を押されたんだ。
いつも来るこの病院は
今日は様子が違って見えてた。
不安な気持ちがあふれ出す・・
私は妹として、翼の病室には良く通ってるけれど、
そこには、いつも雪奈という翼の彼女がいて、
充分な話も出来ないまま、帰る状況になっていた。
翼――
個室の病室のドアを開けると
そこには誰もいない・・
雑にめくりあがった布団の後・・
そこにいた翼の姿を想像しながら、
私はなぜか確信した。
バスに乗り込んで、翼のいる病院に向かう。
あの後、
「とりあえず、今すぐ、翼に会って、話し合って来い。」
って正也に背中を押されたんだ。
いつも来るこの病院は
今日は様子が違って見えてた。
不安な気持ちがあふれ出す・・
私は妹として、翼の病室には良く通ってるけれど、
そこには、いつも雪奈という翼の彼女がいて、
充分な話も出来ないまま、帰る状況になっていた。
翼――
個室の病室のドアを開けると
そこには誰もいない・・
雑にめくりあがった布団の後・・
そこにいた翼の姿を想像しながら、
私はなぜか確信した。

