が、思いがけず皐月と目が合ってしまった。 すると、じっと私を見て、突然 「ナツ」 と言った。私の心拍数ははねあがった。 「って名前、なっちゃん気に入ってるみたいだよ」 皐月はそう言葉を続け、先生に視線を移した。 目を白黒させている私に、先生は優しく微笑んだ。 「…良かった…」 先生はただひとこと、そう言った。 そのひとことで、十分だった。