そして、あたしはそろっとお寺の門をぐぐった。 足を進めるのは、お寺の奥にあるお墓。 あたしのたった一人のお母さんの…お墓。 目の前には、石の塊がいっぱいあって どれがお母さんのお墓なのか分かんない… それに雨で視界はくすんでる… とりあえずあたしは、お母さんの旧姓である“青山”の文字を探した。