そしたら、あたしは異常に自分に腹がたった。 アイツの子どもだと言うこと。 アイツを殺せないと言うこと。 あたしがアイツを父親だと思っていること。 気がついたら、カミソリで自分の左手を何度も切っていた。 何度も何度も、深く深く――― 自分の肉を切り裂いていた。