毎晩、夜中に響くのは






お母さんの泣き叫ぶ声と






お父さんの怒鳴り腐った声。












あたしは自分の部屋の

隅っこにうずくまり

独り、声を殺して泣いていた。










まだあたしが小さかった頃のはなし。